【U-18】「快適」と「不快」成長するための選択は?~春季強化合宿レポート~

人は居心地の良い、快適な環境を好みます。

快適な環境は、

安全で、リラックスでき、欲求も満たされます。

そこに留まり続けたいと思うことは人間の本能です。

 

しかしながら、

快適な環境には、持続的な「成長」や「発展」はありません。

 

持続的な「成長」や「発展」は、快適な環境ではなく、

不快に感じる環境にあります。

 

自分にとって難しく感じたり、初めての経験や失敗をした時にこそ、

「成長」や「発展」はあります。

家のソファーでゆっくり過ごすのか。

ジャングルでサバイバル生活を送るのか。

どちらの環境に「成長」や「発展」があるのか一目瞭然だと思います。

 

人は不快な環境で壁にぶつかったときに、

工夫し、思考し、解決していきます。

 

「快適」と「不快」

サッカー選手とサッカーチームがどちらの環境であるべきか。

 

今回の春季強化合宿は良い意味で「不快な環境」でした。

そして選手にも

何となく、いつも通りに、楽な選択肢を選び、過ごすのではなく、

主体的に、いつも以上に、チャレンジし、「不快な環境」に見を置こうと伝えました。

 

合宿を行う意図はまさにこの「不快な環境」を創り出すことです。

 

 

 

初日の午前中に西葛西駅からバスで波崎へ。

チームの約半分が新入団選手となり、変な緊張感を漂わせつつ、

無事に昼過ぎに到着し、合宿最初のミーティング。

その後、狛江高校さんとテストマッチを行いました⚽

 

が、まだまだ「快適な環境」に身を置く選手が多数・・・☁

 

初日の夜は、

チームビルディングのアクティビティを実施!

 

アイディアを出し合い、

やってみる。

失敗する。

またみんなで考える。

成功したときは一緒に喜び、

自然と笑顔が生まれ、

気づいたら仲間に。

 

今回の合宿のターニングポイントでした👍

 

 

2日目は6時に起床し散歩🐔

朝食後に前日の試合映像を見ながらミーティングをし、

午前中は横浜栄高校さんとテストマッチ。

自分たちの狙い通りにプレーできる時間が徐々に増えてきてはいるものの、

得点までは結び付けず。

しかしながら、チームでやろうとしていることにチャレンジしている姿勢は、

感じることができました。

宿舎に戻り昼食後すぐに移動して、

午後からは東京学芸大学附属高校さんとテストマッチ。

 

前夜のチームビルディングのアクティビティがかなり盛り上がったこともあり、

チームは打ち解け、コミュニケーションも多く生まれていました。

 

その影響もあってか、

いつも以上に緊張感のないウォーミングアップ。

「不快な環境」はどこへ。

 

試合前にもう一度、大事なことを強調して伝えました。

 

楽しくワイワイ快適なチームを目指すのか。

 

厳しく緊張感のある発展していくチームを目指すのか。

 

外的要因で「快適」と「不快」のスイッチを切り替えることは簡単です。

時間もかかりません。

 

しかし、

自分のスイッチは自分で押してほしい。

ピッチの主役は選手自身です。

 

そんな言葉を投げかけ試合へ🌩

 

 

この試合はあえて外から多くを伝えませんでした。

選手自らが考え、気付く絶好の機会。

 

自分たちで自分たちのスイッチを押せたこの試合は、

意図したとおりの形で得点が生まれ勝利。

 

良い失敗体験と成功体験をチームで共有することができたゲームでした。

 

宿舎へ戻り夕食後に映像を見ながらミーティング。

話題はセットプレーに。

 

コーナーキックの攻撃と守備。

アイディアを出し合い、

意見をまとめて、やってみる事を決め、

翌日のテストマッチでチャレンジすることに。

 

そして迎えた最終日。

朝のミーティングで東京学芸大学附属高校さんとのゲームの映像を確認し、

自分たちでスイッチを押すことの意義を再確認。

いざ最終戦、横浜商科大学高校さんとのテストマッチへ💥

 

選手からの要望で

アップ前に昨日話し合ったコーナーキックを実際に練習することに。

 

時間だけを伝え、選手主導で行う。

 

お互いに声を掛けながら、

 

修正を重ね、

 

キックオフ!!

 

開始からスイッチ全開の東京23FC U-18。

 

より確率の高い方法でゴールに向かい、

守備では素早く相手にプレッシャーをかけ、狙い通りにマイボールに。

ゲームのスピードをコントロールしながら、

優位に進めました。

 

そして選手同士でミーティングとトレーニングを重ねたコーナーキック。

 

待ち合わせポイントにドンピシャのボール。

ゴールへ吸い込まれるヘディングシュート。

 

選手は指導者の想像を遥かに超えていきました。

 

「ナイスゴール!!」

 

選手から学ばせてもらいました😊

 

その後も攻撃に、守備に、

スイッチ全開のプレーを見せてくれました。

追加点のチャンスもありましたがものにできず、

コーナーキックからの得点を守り切り

格上の相手に見事勝利‼

宿舎に戻り、

この合宿最後のミーティング。

 

この合宿でそれぞれが得た成果と課題を言葉にして整理。

 

 

お互いのこと理解し、認め合い、

 

 

チームとして足並みを揃え、

 

 

感謝の気持ちを忘れずに、

 

 

荒波にぶつかっていきます。

 

 

テストマッチを行わせていただいた高校の皆様、

宿泊させていただいた「割烹旅館かわたけ」様、

合宿の手配からマッチメイクまでサポートしていただいた「(株)毎日コムネット」様、

そして選手を送り出してくださった保護者の皆様。

 

本当にありがとうございました‼

 

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